妊娠糖尿病から糖尿病移行しないための基礎知識

目次:

1. 妊娠糖尿病ってどんな病気

2. 75gOGTT負荷検査による診断基準値

3. 妊娠糖尿病のリスク

 


妊娠糖尿病ってどんな病気 ?!


妊娠糖尿病とは、
『糖尿病までには至っていない糖代謝異常』のことを指します。

 

 

妊娠糖尿病の歴史は、1960年「妊娠中に発症する症候性糖尿病」でその半数は一過性のもので分娩と授乳が終わると消失する。という定義から始まり、日本では、1984年に日本産婦人科学会が日本独自の75gOGTT(糖負荷検査)による、妊娠糖尿病診断を開始し、2010年7月に診断基準が大きく変更され、この頃を境に妊娠糖尿病で入院する妊婦が急激に増えるきっかけとなりました。※診断基準は以下

 

 


75gOGTT負荷検査による診断基準値


 

75gOGTT負荷検査による診断基準値:
妊娠糖尿病
① 空腹時血糖値 ≧92mg/dl
② 1時間値 ≧180mg/dl
③ 2時間値 ≧153mg/dl
妊娠中の明らかな糖尿病
① 空腹時血糖値 ≧126mg/dl
② HbA1c値 6.5%
③ 随時血糖値 ≧200mg/dl あるいは、75gOGTT2時間値 ≧200mg/dl

 


妊娠糖尿病のリスク


妊娠糖尿病(血糖値が高い状態)になると、どのようなリスクがあるのかについて。
母体、胎児、新生児、全ての段階でリスクが存在します。

 

 

妊娠糖尿病や糖尿病を早期発見することで以下のようなリスクを回避することができます。

妊娠前から検査を受けて欲しいと経験したお母さんたちが切に願っています。

 

 

 
母体の合併症 流産、早産、妊娠高血圧症候群、羊水過多、羊水減少症、糖尿病ケトアシドーシス尿路感染症、難産、肩甲難産、帝王切開率の上昇
胎児の合併症 先天奇形、過剰発育、巨大児、発育不全、胎児機能不全、胎児心筋症、子宮内胎児死亡
新生児合併症 腕神経麻痺、新生児仮死、低血糖、多血症、新生児心筋症など

 

 

 

 

出典:妊婦の糖代謝異常診療マニュアル・管理マニュアル、妊娠糖尿病ケアガイド

 

 

 

働く大人の女性医療メディア

https://www.ilacy.jp/kagayaku/post_191122.html

金子洋子(かねこ・ようこ)

<プロフィール>

自身の妊娠糖尿病の体験をきっかけに、「糖尿病ゼロ」の世界を目指して、2016年7月に一般社団法人ロカロジ協会を、同年12月に株式会社ロカロジラボを設立。妊娠糖尿病や糖尿病の人たちに向けたセミナーや講演のほか、「低糖質・低GI」のレシピ開発、医師や食品企業と協力して調味料・食品の開発などを行う。さらに、低糖質・低GIアドバイザーの育成事業を始めるなど、活動の幅を広げている。 http://localogi.com/

働く大人の女性医療メディア 金子洋子の紹介

 

 

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